20日、京都競馬場で行われた
菊花賞(3歳・牡牝・GI・芝3000m)は、好位でレースを進めた
武豊騎手騎乗の3番人気
ワールドプレミア(牡3、栗東・
友道康夫厩舎)が、直線で先頭に立って、外から猛然と追い上げた8番人気
サトノルークス(牡3、栗東・
池江泰寿厩舎)をクビ差凌いで優勝した。勝ちタイムは3分6秒0(良)。
さらに1馬身差の3着に1番人気
ヴェロックス(牡3、栗東・
中内田充正厩舎)が入った。なお、2番人気
ニシノデイジー(牡3、美浦・
高木登厩舎)は9着に終わった。
勝った
ワールドプレミアは、
父ディープインパクト、
母マンデラ、
その父Acatenangoという血統。ソエの影響で春のクラシック出走は叶わなかったが、復帰戦の
神戸新聞杯3着を経て見事クラシック最後の一冠を手にした。
鞍上の
武豊騎手は1988年
スーパークリーク、1996年
ダンスインザダーク、2000年
エアシャカール、2005年
ディープインパクトに続く
菊花賞5勝目。史上最年少勝利、最年長勝利両方の記録保持者となった。
【
武豊騎手のコメント】
今日はチャンスがあると思っていたので、勝ちたい気持ちが強かったです。
(
ワールドプレミアが)クラシックに乗る馬になって欲しいと思っていたんですけど、春のクラシック出れなかったんですが、こうやって最後の一冠を勝つことが出来て非常に嬉しいです。
良いスタートを切れて、枠順も良かったのでなるべく内を走ろうと思っていたんですが、馬が上手に走ってくれて最高の形になりました。
(残り200mで先頭に立ったことについて)すごく良いタイミングだと思いましたし、まだ馬も力が余っている感じがしたので、後は一生懸命走ってくれと願うだけでした。
<
菊花賞ダイジェスト>
※
スーパープレミアムコースでは全レースのフル映像のほか、各場毎のダイジェスト映像をご視聴いただけます