21日、第80回
菊花賞を制した
ワールドプレミアは自厩舎の馬房でくつろぐ様子をみせていた。レース後は交通機関の混雑により通常より輸送時間が大幅にかかったため、午後8時過ぎに厩舎へ戻った。
「でも、今朝も普段と変わらないですね」と担当の大西助手は勝利の喜びをかみしめながら笑顔で話した。
「
菊花賞でのレースぶりはさすがユタカさんでしたね。京都コースは下り坂がいいのか、自分からハミを取る感じになるんです。(ジョッキーも)凄く良かったと言っていました。
馬の状態は、前走の
神戸新聞杯よりも今回の
菊花賞のほうが明らかに上がっていたそうだ。
「前走と同じ馬なのかな?と思うくらい、体つきは見違えるほど良かったですね。バンと大きくみせていました。
神戸新聞杯ではトレセンで488キロだったのに競馬場に行ったらすごく減っていて(472キロ)。
今回はトレセンで486キロだったので競馬場で何キロになるんだろう?と思っていたら484キロ。全然減っていなかったですね。京都というのも良かったのでしょう」
普段からおとなしい馬だそうで、撮影時も
ワールドプレミアから大西助手にすり寄っていく姿が印象的だった。
(取材・文:花岡貴子)