エリザベス女王杯(11/10・GI・京都芝2200m)に美浦から出走する注目馬2頭が、1週前追い切りを消化した。関係者のコメント。
未勝利から前走の丹頂S(OP)まで4連勝の
ポンデザール(牝4・美浦・
堀宣行)について、森調教助手
「前走後は放牧に出て、こちらに戻ってきてからも順調に乗り込んでいます。来週は輸送がありますし、先週少し重めだったので今週(10/31)はしっかり負荷をかけて追い切りました。良い頃よりも若干重めという感じでしたが、このひと追いで上向いてくれればと思います。
一線級のメンバーと走るのは初めてで試金石のレースになりますが、前走は条件が揃っていたとはいえ強い競馬でしたし、細身だった馬体も大きく見せて肉体面での成長がうかがえますので、ここでも通用するのではないかと思います。スタミナを生かすのには、京都の2200mという舞台も良いのではないかと思っています」
前走の
府中牝馬S(GII)で2着に入り復調気配の
フロンテアクイーン(牝6・美浦・
国枝栄)について、国枝調教師
「今週(10/30)は前の馬(
ロジギムレット・牡3・1勝クラス)を追走する形の追い切りでしたが、楽に先着して良い動きでした。騎乗した助手もこれまでで1番良いと話していましたし、前走よりさらに状態は上がってきています。
昨年のこのレースは前がつかえる場面がありましたが、進路を切り替えてから伸びていたので距離も問題ないでしょう。今年もメンバーは強いですが、勝負根性があって相手なりに頑張ってくれますからね。この馬はすごいですよ」
(取材・文:佐々木祥恵)