前走
天皇賞・秋は5着に終わった
ワグネリアン(栗東・
友道康夫厩舎)。次走は
ジャパンC(11月24日・東京芝2400m)を予定しているが、主戦である
福永祐一騎手が騎乗停止のため、今回は乗り替わり。
新コンビはまだ決まっていないが、
日本ダービー以来となる東京芝2400mの舞台へ向けて、コンディションは整っている。
1週前追い切りはCWコースで藤岡康太騎手が騎乗。単走だったが、頭が高いのはいつものことだが、前走時の1週前と違うのは
リラックスして走れていた点。以前からそうだが、藤岡騎手が追い切りに乗っていると力みがないように思える。
その分、最後の直線での弾け方も抜群で、ゴール前は鋭い伸び。時計は6F81.9〜5F66.5〜4F51.9〜3F38.3〜1F12.2秒と全体が速い上に、終いもしっかりしている。
テンションの上がりやすいところがある馬だが、この1週前追いは単走だったにもかかわらず、ある程度の時計を出すことができたし、申し分ない。この状態で最終追い切りを迎えることができるなら、きっとダービーを勝った時のような動きを見せてくれるはずなので、そのあたりは楽しみに来週を待ちたい。
(取材・文:井内利彰)