JRAは21日、「2020年度競馬番組等について」発表した。京都競馬場整備工事に伴う開催の振替を行うとともに、東京オリンピック開催への対応および暑熱対策等を踏まえ、設定される。
重賞競走についての概要は以下の通り。
■富士S(GIII)がGII昇格
マイルCS(GI)の前哨戦としての位置付けを明確にするため、富士S(GIII)がGIIに昇格。日本
グレード格付け管理委員会にて承認。格付け表記および負担重量が変更される。
■競走名の変更
クラシック三冠を含む
JRA・GI競走7勝を記録し、種牡馬としても7年連続リーディングサイアーを獲得するなど輝かしい実績を残した
ディープインパクトの功績を称え、「報知杯
弥生賞(GII)(
皐月賞トライアル)」を「
報知杯弥生賞ディープインパクト記念(GII)(
皐月賞トライアル)」へ改称する。
■一部重賞競走の実施場が変更
中京→小倉:
愛知杯中京→京都:
東海S中京→阪神:
CBC賞、
プロキオンS、
中京記念阪神→中京:
セントウルS、
阪神ジャンプS、
ローズS、
神戸新聞杯、
シリウスS京都→阪神:
ファンタジーS、
みやこS、
京都ジャンプS、
デイリー杯2歳S、
エリザベス女王杯、
マイルCS、
京都2歳S、
京阪杯■一部重賞競走の実施日が変更
実施日が今年から大きく(1ヶ月以上など)変更となる重賞競走はないが、
新潟ジャンプSは2019年の8月24日から2020年は8月1日に、
小倉サマージャンプは2019年の7月27日から2020年は8月29日に開催と、入れ替わるような形となった。また、2019年までと違い、
有馬記念(GI)は年間の
JRA最終開催日に設定されている。
※本内容については、農林水産大臣の認可を経て正式に確定する。