ジャパンCの余韻冷めやらぬうちに行われる短距離重賞で、最終レースに組み込まれるようになった6年目。独特の雰囲気の中で行われる名物重賞になりつつある。
◎
モズスーパーフレアの父
スパイツタウンは、2004年の米国チャンピオンス
プリンター。そのスピードを受け継ぎ、春のカーバンクルSは前半3ハロンを32秒8で飛ばして逃げ切り勝ちを収め、続く
オーシャンSでも前半で32秒3のラップを刻んで後続を完封。秋の
スプリンターズSも敢然とハナを切ってゴール前まで見せ場をつくった。別定56キロは初めて背負う斤量となるが、500キロを超える大型馬。影響は少ないと判断した。
2番手以降が混戦模様だが好枠を引いた○
ライトオンキューを抜擢。今年に入ってからは6戦して3勝2着1回。掲示板を外していない。前走の
キーンランドCは思うようなポジションが取れなかったにも関わらず、最後は差を詰めてきた。ひと息入ったものの休み明けを苦にするタイプでもなく、ここは今後を占う意味でも試金石の1戦になりそうだ。
復調ムードの▲
カラクレナイも差はない。福島の
バーデンバーデンCを勝ったあと、
北九州記念は外枠からポジションを取りにいく競馬となったが2着
ディアンドルからはコンマ2秒差。前走オ
パールSは早めに先頭に立ったところを軽量馬に差し込まれてしまった。しっかりと脚を溜めることができれば逆転まで考えたい。
末脚切れる△
リナーテは
サトノダイヤモンドの半妹という血統。オ
パールSを勝った3歳牝馬の△
アウィルアウェイと、前走の追い込みが圧巻だった△
エイシンデネブ。最後に、別定でも末脚確かな
パラダイスガーデンの名前をあげておく。