「魁!海外馬券塾」(27日)
27日の午後、香港国際諸競走に出走する関西馬5頭が栗東トレセンを出発した。昨年まで使用していた貨物便は、ヨーロッパから来る機材で遅れが発生したことが何度かあったが、今年は香港から折り返す機材に変わり、その可能性が減った。深夜には全頭が元気にシャティン競馬場に着いているはずだ。
香港ジョッキークラブでは、上層部から検疫厩舎のスタッフまで誰もが、外国馬とその関係者を心から歓迎する態度で我々に接してくれる。一度でも香港国際諸競走に馬を出走させた陣営なら、また行きたいと間違いなく思う。その結果が、地域情勢が心配な今年であっても、21頭の外国馬が参戦する事実だ。
ファンへの情報提供の面でも素晴らしい。全頭の調教内容が、毎日ウェブサイトに公開され、来週の水・木・金曜には外国馬の調教の様子をライブ配信する。国際競走の出走馬に、少しでも異常が見つかれば直ちに公表され、続報も頻繁に更新される。
日本で馬券が売られる海外レースの中で、最も詳しい情報に簡単にアクセスできる競走だ。豊富な情報を、皆さまの馬券検討にぜひ役立てていただきたい。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)
提供:デイリースポーツ