有馬記念(22日・中山)での引退を表明している
リスグラシュー(牝5歳、栗東・
矢作芳人厩舎)の鞍上が、D・レーン騎手(25)=
オーストラリア=に決まった。3日に、管理する矢作師が明かした。
レーンは今春に初来日。短期免許期間は既に終了しているが、今年は
リスグラシューとのコンビで
宝塚記念、
コックスプレートと国内外のG1を2勝。その活躍が認められ、
有馬記念当日のみ騎乗が可能となった。
矢作師は「ファン投票のレースですし、ファンが一番望んでいる騎手は誰かと考えた時、レーンとともに
リスグラシューを見たいのではないだろうかと思い、JRAに特例での免許の申請をした結果、承認されました。認めていただけたので、JRAに感謝しています。引退戦なので、勝って有終の美を飾りたい」と語った。
レーンは19日に来日を予定しており、当日のみ騎乗する。
また、僚馬で今年の
オークスを制した
ラヴズオンリーユー(牝3歳)は、視野に入れていた
有馬記念を見送り、年内は休養することが決まった。「状態が戻り切らないので、来年に備えたいと思います」とトレーナー。今週中に滋賀県のノーザン
ファームしがらきに放牧に出される。今後については「現状では未定ですが、春はドバイを目標にしたい」と見通しを語った。
提供:デイリースポーツ