12月11日(水)
船橋競馬場で第65回
クイーン賞が行われる。
今年は
JRA所属馬4頭、他地区地方所属馬3頭、南関東所属馬5頭の12頭立てとなった。
以前は2009年に川崎の
ユキチャン、2011年に船橋の
クラーベセクレタが勝利するなど地方所属馬も優勝争いに加われていたが、過去5年では
JRA勢が10連対していて地方所属馬から連対馬は出ていない。
その
JRA勢の中でも本命に挙げたいのが
アンデスクイーン。前走は牡馬相手の
JBCクラシックで相手も強く、小回りで直線の短い浦和は向かなかった印象。牝馬同士では
ブリーダーズゴールドC、
レディスプレリュードを制しているし、直線の長い船橋コースになるのもプラス。鞍上には
O.マーフィー騎手を迎えることからも期待は十分だ。
また
プリンシアコメータも不利があってこの馬らしい競馬ができなかった前走は度外視できるし、その前の3戦は連対を外していないことからもスムーズなら勝ち負け可能。2017年の覇者という点からも改めて狙いたい。
ラインカリーナは、
クレイジーアクセルが絶好の最内枠に入ってその兼ね合いになるが、新馬戦では番手からの競馬でも勝っており、
伏竜Sでも2番手からレースを進めて3着となっていてハナじゃなければダメというわけではない。船橋は初コースになるが、初めての川崎遠征で
関東オークスを制したように注目必至。
JRA勢には今年の南関牝馬クラシックを賑わせた
トーセンガーネットもいるが、過去5年で52キロ以下が39頭出走して連対がないことからも連対圏の争いは
アンデスクイーン、
プリンシアコメータ、
ラインカリーナの3頭とみている。
過去5年で連対争いには加われていない地方所属馬だが、2015年以降毎年3着に入っているので3連系の馬券を買う人にとっては魅力がたっぷり。
ミッシングリンクは前走
JBCレディスクラシックでは最後の直線で脚を伸ばしての5着で、休養明けを一叩きした上積みが見込める内容だった。中央時代には
TCK女王盃で交流重賞V実績もあり、自在性があるのも魅力で地方勢での最有力候補とみている。
また昨年の3着馬
オルキスリアンも船橋1700〜1800mはベストの舞台で、
トライアルを勝ってのローテーションも昨年と一緒。配当的に妙味も十分ありそうで、穴馬として3着欄にマークしておきたい。
(取材・文=「勝馬」記者・豊岡加奈子)
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