15日に阪神競馬場で行われる朝日杯フューチュリティS(2歳・牡牝・GI・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去5年で最多となる4回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で2回の
キングカメハメハと
ダイワメジャーが続く。
ディープインパクト産駒は「3-0-1-2」。過去5年で3頭の勝ち馬を出しており、産駒出走機会のなかった15年を除けば毎年3着以内に好走する馬が現れている。今年は
デイリー杯2歳Sを制した
レッドベルジュールが出走を予定しているが、母の
父Unbridled's Songは14年の勝ち馬
ダノンプラチナと共通する配合だ。
また、今年は
ディープインパクトの孫世代にあたる
キズナ産駒の
エグレムニと
ビアンフェ、
リアルインパクト産駒の
ラウダシオンがスタンバイ。なお、先週に同コースで行われた阪神JFでは、
キズナ産駒の
マルターズディオサ(単勝43.7倍)が人気薄ながら2着に好走していた。
ハーツクライ産駒は「0-0-0-1」。今年、上位人気と目される
サリオスは、半姉
サラキアも重賞戦線で活躍しており、
母サロミナは12年独
オークス(独-G1)の勝ち馬。なお、同産駒の同コース重賞成績は「1-4-5-18」となっており、
ジャスタウェイが12年
アーリントンCを制している。
初出走となる
タートルボウル産駒は、
京王杯2歳Sの勝ち馬
タイセイビジョンが出走予定。同馬は近親に
ユートピアや
アロハドリームがいる血統で、父
タートルボウルは05年ジャンプラ賞(仏-G1)を制するなど欧州マイル路線で活躍していた。
ダイワメジャー産駒は「1-0-1-4」。昨年、
アドマイヤマーズが産駒として初勝利を飾っているほか、16年
ボンセルヴィーソは12人気の低評価で3着に激走。今年は重賞でも好走を続ける
ペールエールが出走するが、同産駒の
レシステンシアが阪神JFを制した勢いに乗りたいところだろう。