12月11日、
船橋競馬場(天候:曇、馬場:やや重)で行われたダート
グレード競走・第65回
クイーン賞(JpnIII・ダート1800m)は12頭によって争われ、大井所属の
クレイジーアクセル(
吉原寛人騎手)が優勝した。
レースでは、4番人気
クレイジーアクセルが好スタートから先手を取り、1分53秒6のタイムでそのまま逃げ切った。3番手を進んだ3番人気の
プリンシアコメータ(
JRA)が2馬身1/2差の2着に入り、さらに1/2差の3着に2番人気の
ラインカリーナ(
JRA)が続いた。1番人気の
アンデスクイーン(
JRA)は5着だった。
クレイジーアクセルは、大井・渡邉和雄厩舎の4歳牝馬。
父ロージズインメイ、
母ベアフルート(母の
父サクラバクシンオー)という血統で、通算成績は20戦7勝。今回が初めてのダート
グレード競走制覇となった。
〜関係者のコメント〜
1着
クレイジーアクセル (吉原騎手)
「チャンスを生かしてしっかり勝ってくれました。状態は本当に良いと聞いていましたし、跨ってそれを感じました。1枠でしたから逃げるしかなく、スタートだけは気をつけましたが、馬もしっかり走ってくれました。ダート
グレード競走を勝てて嬉しいです」
(渡邉調教師)
「これまでの中でも、1、2を争うくらい嬉しい勝利です。吉原騎手とは自分のレースをしてダメなら仕方ないと話していました。52kgもあったとは思いますが、残り100mで、もうつかまらないなと思えました。今年はグランダム
ジャパン優勝を目標にやってきましたが、交流重賞も勝つ事が出来ました。来年また交流重賞で、
JRA勢相手にやれればと思います」
2着
プリンシアコメータ (
岩田康誠騎手)
「前回より馬は全然良かったのですが、勝った馬に、楽に行かれた分、逃げ切られてしまいました」
3着
ラインカリーナ(武藤調教師)
「雨が降ってより前が有利な馬場になったにせよ、勝った馬は楽でしたね。今日は完敗です」
4着
ミッシングリンク(笹川騎手)
「頑張っていますが、前が思ったほど速くなりませんでした。状態は一戦ごとに上がっていますし、馬はもう一段良くなりそうです。次は期待できると思います」
5着
アンデスクイーン(西園調教師)
「外、外を走って距離をロスしました。それでもあそこまで来たのですから、よく走っています」
(取材:中野雷太)
ラジオNIKKEI