「
朝日杯FS・G1」(15日、阪神)
じっくりと折り合い精神状態をコントロールした。
タイセイビジョンは11日、栗東坂路で単走追い。内を回り、ラストで合図を送られると瞬時に反応。ラスト1Fは12秒5(全体4F55秒4)と伸びた。
余田助手は「先週、
武豊騎手が騎乗した併せ馬では伸び伸び走っていました。だから、今週は上がり重点に。しまいまで
リラックスして、我慢が利いたケイコを消化することができました」と納得の表情を見せた。
前走の京王杯2歳Sでは、中団で壁をつくる形から直線鋭く抜け出してのレコードV。マークした上がり3F33秒5はメンバー最速。強烈な決め手の持ち主であることをアピールした。
新たにコンビを組む
武豊は、JRA・G1全制覇へ
朝日杯FSと
ホープフルSの2レースを残すのみ。競馬界のレジェンドは「折り合いが鍵ですが、決め手は素晴らしいものがありますから。チャンスはあると思います」とキッパリ。自身20回目の
朝日杯FS挑戦。ここも豪快な末脚発揮でパートナーをG1馬へ導くと同時に、自身の“完全制覇”へ王手をかける。
提供:デイリースポーツ