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ウイングレイテスト、朝日杯FS厩舎情報/美浦トレセンニュース

  • 2019年12月12日(木) 18時55分
 前走のデイリー杯2歳S(GII)2着から朝日杯フューチュリティS(GI・阪神芝1600m)に臨むウイングレイテスト(牡2・美浦・青木孝文)が、11日(水)にウッドチップコースで最終追い切りを消化。当初は3頭併せの予定が、他厩舎の馬に内から抜かれて隊列が崩れ、2頭併せの形となった。追い切り後の青木調教師と松岡正海騎手のコメント。

■青木調教師
「前にいる1頭を2頭で追いかけて最後は3頭で併せる予定でしたが、走り出したところで馬場の内から他厩舎の馬が来て、ウイングレイテストがハミを噛んでしまったために、予定していた追い切りとは違う形になりました。ただそれにも臨機応変に対応していましたし、抜け出してからもしっかり走れていましたね。

 輸送で負担はかかると思いますが、前走の感じからも馬体重が大きく減ることはないでしょうし、肉体面については輸送の心配はしていません。体が伸び切るようなフォームになるため、もう少し体を起こして走らせたいと考え、レースではハミを替えるつもりです」

■松岡騎手
「当初の予定とは違う形の追い切りになりましたが、馬はもうできていますし、時計的にも十分だと思います。前走は良いスタートを切れたので、もう少し良いポジションを取りたかったのですが、良い位置につけようとすると体が伸び切ったフォームになり、走り方が悪くなってしまいます。

 まだ背腰がしっかりしていないところもありますし、気性面での幼さが随所に見られるなど成長面ではまだ物足りなさもあります。

 ただ将来的にはGIでもやれそうな感触があるので大事にしていきたいですし、レースでもしっかりしたフォームで良い走りができるように教えていきたいと思います。今後、ウインブライトのような成長を見せてくれるかもしれないですし、先々を見据えた競馬をしたいですね」

(取材・文:佐々木祥恵)

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