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有馬記念・G1」(22日、中山)
次がラストランというのが残念に思えるほどのパフォーマンスだ。
アエロリットは12日、菊沢師が騎乗して、美浦Wで単走追い。序盤のゆったりとしたペースにも折り合いを欠くことはなく、迎えた直線では馬なりのまま外ラチ寄りを回り、軽快にス
トライドを伸ばして5F65秒3-37秒6-12秒0をマークした。
指揮官は「馬場の入り、出し方などスムーズだった。動きも良くて、4コーナーでの手前の変え方も良くて伸び伸び走れた」と納得の表情だった。
中山芝は3戦して2着3回だが、2500メートルは自身初めて。キャリア最長となるが「スムーズに走れればだね」と距離克服は可能とみている。
もう向き合える時間もわずか。引退については「こればっかりはね…。何より悲しい」。最後は満面の笑みを浮かべて、パートナーに、最高の嫁入り道具を持たせたい。
提供:デイリースポーツ