「
有馬記念・G1」(22日、中山)
出る以上は負けられない。最強馬
アーモンドアイの主戦を務める
クリストフ・ルメール騎手(40)=栗東・フリー=が、刻一刻と迫る決戦に向けて意欲を語った。近年まれに見る超豪華メンバーがそろったものの、相棒は名手をして“特別な存在”と言わしめる名牝。強敵を打ち倒し、ファン投票1位の期待に応えたいところだ。
◇ ◇
-いよいよ
グランプリ。
ルメール騎手が、初めて勝ったのは
ディープインパクトを倒した2005年だった。
「私にとって、初めてのG1勝ちが
ハーツクライの
有馬記念でした。本当にスペシャルでラッキーなレースです」
-今年は
アーモンドアイとのコンビで臨むことに。彼女はどんな存在?
「私にとって家族になりました。私の妻、子どもたちも
アーモンドアイのことが大好きです。あまり家族と競馬の話はしないのですが、彼女のことはよく話します。特別な馬だからです」
-熱発のアク
シデントでローテ変更もあったが、10日の1週前追い切りに乗った感触は。
「状態的には良さそうですね。香港に行けなかったのは残念だけど、コンディションはいい感じ。
有馬記念で
アーモンドアイと走れるのは、すごくうれしいです」
-2500メートルは初めて走る距離になる。
「府中の2400メートルを楽に勝っているし、スタミナもあって、レコードタイムで勝っていますからね。大丈夫でしょう」
-中山の舞台は。
「
アーモンドアイは初めてだけど、乗りやすい馬ですからね。ドバイも初めてで結果を出しました。頭のいい馬ですし、心配はしていないです。小回りコースでもいい脚を出してくれていますから」
-心配な点を挙げるとするなら。
「いや、この馬に乗る時には、いつも自信があります」
-
リスグラシューとの対決に注目が集まる。
「
リスグラシューもすごくいい馬ですね。それでも、
アーモンドアイが一番強い馬だと思っています。
スワーヴリチャード、
キセキなど怖い馬はいっぱいいます。それでも、僕が今まで乗ってきた中で、彼女が一番強いと思っています」
-どんなレースを描いているか。
「スタミナが必要なレースですが、
ジャパンCでも最後まで伸びてくれたように、彼女はスタミナがあります。距離は心配ないし、枠順に関しても同様。外枠であれば向正面でポジションを上げて行けますから」
-改めて意気込みを。
「今年は強いメンバーがそろってますね。ファンの方々にもすごく楽しみなレースになるでしょう。その中で、自分は
アーモンドアイの能力をしっかり見せてあげて勝ちたい」
提供:デイリースポーツ