22日に中山競馬場で行われる
有馬記念。今年で64回目を迎える国民的なお祭りレースだが、ちまたで散見するデータ分析をみると、せいぜい対象レースは5年、10年前を振り返るものが目立つ。傾向は変わって当然なのでそのぐらいがちょうどいいのだろうが、今回は思い切って、過去63回のデータを使って
有馬記念を振り返ってみたい。そこから、また違った傾向が浮かび上がってくるかも!?
▼最多勝利枠
1枠7勝、2枠8勝、3枠8勝、4枠11勝、5枠10勝、6枠5勝、7枠6勝、8枠8勝
→中ほどの枠が良さそう
▼最多勝利馬番
1番4勝、2番4勝、3番10勝、4番6勝、5番2勝、6番6勝、7番5勝、8番4勝
9番4勝、10番6勝、11番4勝、12番1勝、13番3勝、14番2勝、15番2勝、16番0勝
→3番が10勝で突出、16番は0勝で唯一勝利がない
▼1番人気馬
1着24回、2着14回、3着6回、4着以下19回
→1番人気馬の3着内率はなんと70%!
▼1番人気馬の内単勝2.0倍未満の馬
1着9回、2着3回、3着0回、4着以下5回
→1倍台の1番人気馬は勝率53%とほぼ1/2の確率で勝利
▼1着馬の年齢
3歳7勝、4歳19勝、5歳歳22勝、6歳11勝、7歳2勝、8歳1勝
→狙うなら4歳、5歳馬
▼1着馬の馬名
3文字0勝、4文字3勝、5文字6勝、6文字10勝、7文字18勝、8文字14勝、9文字12勝
→能力とは関係ないが、7文字の馬が最多
▼牝馬での勝利
勝ったのは
ガーネツト(1959)、
スターロツチ(1960)、
トウメイ(1971)、
ダイワスカーレット(2008)、
ジェンティルドンナ(2014)の5頭のみ
→
トウメイが勝って
ダイワスカーレットが勝つまで37年
▼1番人気牝馬とヒモ穴
ミスオンワード(1958)、
トウメイ(1971)、
ヒシアマゾン(1995)、
ファインモーション(2002)、
ダイワスカーレット(2008)、
ブエナビスタ(2009/2010)
→牝馬1番人気で勝ったのは
トウメイ、
ダイワスカーレットの2頭のみ
トウメイが勝ったとき、9頭出走予定も3頭取り消して6頭立て。2、3着には5番人気と4番人気の馬。
ダイワスカーレットが勝った際も2、3着は14番人気と10番人気
→1番人気が濃厚な
アーモンドアイが勝つと想定した場合、ヒモ荒れに注意
▼今年は牝馬が5頭出走
牝馬最多出走は1983年の6頭、次いで2014年5頭出走
→1983年は
ダイナカールの4着が最先着、2014年は
ジェンティルドンナが1着
▼今年は牝馬が1、2番人気
牝馬が3番人気以下に2頭いたのは過去2レースのみ
1971年
トウメイ(1番人気1着)、ジョセツ(3番人気6着)
1997年
エアグルーヴ(2番人気3着)、
メジロドーベル(3番人気8着)
▼いのしし年の
有馬記念は荒れる (勝ち馬-2着馬-3着馬の人気)
1959年
ガーネツト(9人)-3人-4人
1971年
トウメイ(1人)-5人-4人 ※6頭立て
1983年
リードホーユー(3人)-12人-1人
1995年
マヤノトップガン(6人)-5人-4人
2007年
マツリダゴッホ(9人)-5人-6人
2019年 ???
→1983年以外は連続した人気の馬が馬券に絡んでいる
63年分のデータを見てみると、
アーモンドアイの軸は堅い。2、3着のヒモ荒れというのが傾向のようだ。枠順は12月19日(木)夕方に決まる。完全データの予想は果たして!?
netkeibaのデータベースは第1回の1956年から昨年2018年までの63年分の
有馬記念の全着順も網羅! 1986年より前の30年間(1956年から1985年)について、
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