22日に中山競馬場で行われる
有馬記念(3歳上・GI・芝2500m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる7回の馬券絡みが
ステイゴールド。次点で5回の
キングカメハメハが続き、3回が
ブラックタイド、
ハーツクライとなっている。
ステイゴールド産駒は「4-1-2-11」。13・11年
オルフェーヴル、12年
ゴールドシップ、09年
ドリームジャーニー、勝利した延べ4頭はいずれも母の
父メジロマックイーンのニックスだった。今年は
エタリオウ、
クロコスミア、
スティッフェリオの3頭のほか、回避馬が出た場合は
クレッシェンドラヴも出走可能。
キングカメハメハ産駒は「0-2-3-16」。昨年は
レイデオロが勝ち馬と同タイムで入線(クビ差)していたが、未だに勝ち馬は出せていない。ただし、複勝回収率はプラス収支を記録しているように人気薄の激走も目立つ節がある。今年は
レイデオロが2年連続での好走を目論む。
また、今年は
キングカメハメハの孫世代となる
ロードカナロア産駒に注目が集まる。
アーモンドアイは18年
JRA賞年度代表馬で、今年の
有馬記念ファン投票でも1位を獲得した馬。
サートゥルナーリアは今年の
皐月賞勝ち馬で、中山は18年
ホープフルSを制している実績も評価できそうだ。
ハーツクライ産駒は「0-1-2-10」。18・17年と2年連続で
シュヴァルグランが3着に好走しているほか、13年には
ウインバリアシオンが連対を果たしている。今年は
シュヴァルグラン、
スワーヴリチャード、
リスグラシューの3頭がスタンバイ。なお、
リスグラシューは春秋
グランプリ制覇が掛かった一戦となる。
ディープインパクト産駒は「2-0-0-18」。2勝の内訳は16年
サトノダイヤモンドと14年
ジェンティルドンナ。同産駒としては珍しく、勝つか負けるか極端な成績になっている点が興味深い。今年は
アルアイン、
フィエールマン、
ワールドプレミアの3頭が出走予定。