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有馬記念・G1」(22日、中山)
もう微調整で十分だった。
スワーヴリチャードの最終追いは18日、マーフィーを背に栗東坂路で単走。脚さばきは軽快で、最後まで追われることはない。余力を残したままフィニッシュした。
4F58秒2-42秒3-13秒2に周囲からどよめきが起こったが、鞍上は「タイムが遅くて心配していると思うけど、精神状態は前走よりいい。これ以上いい出来になるとは思えない最高の状態」と不安を一掃。庄野師は「“最初はゆっくり入ってあとは感覚に任せます”と伝えた。狙った時計より遅いけど、真っすぐにパワフルに走っていた」と及第点を与えた。
1週前の12日にはマーフィーを背に、坂路で自己ベストの4F50秒1を計時している。「出来は今までで一番と思える状態」と指揮官。
ジャパンCに続くG1連勝で「意識する」と話す、
年度代表馬の称号を手繰り寄せるか。
提供:デイリースポーツ