注目の
アーモンドアイが無難な5枠9番を引いて、今年の
有馬記念は順当ムードが高まってきた? ただ、直近のカギは日曜の天気予報だろう。金曜、土曜は好天に恵まれそうだが、肝心の日曜の予報は「曇時々雨」で降水確率80%。雨が降り出す時間帯は予報機関によってまちまちだが、予想最高気温は9度と低く、一度降ってしまえば湿ったコンディションは避けられない。
アーモンドアイは3歳時の
シンザン記念を稍重で勝っているが、それ以外はすべて良馬場。昨秋
ジャパンCをレコ−ドで制し、強じんな瞬発力が武器だけに、馬場は良ければ良いほど安心感が増す。半面、馬場が
パワーシフトに移行すると、安泰とはいえないのでは? 人気の牝馬2頭では、
リスグラシューのほうが3歳時の
秋華賞を重馬場で2着。馬場悪化を苦にしない強みはある。それでも、ベストは良馬場か?
道悪想定で本来浮上するのは、3歳時の
菊花賞を不良馬場で勝っている
キセキ。
凱旋門賞帰りで5歳秋。往年の力をいきなり発揮できるかは微妙だが、前付けからの粘り込みはあるかも。現に、重馬場の
ジャパンCを制した
スワーヴリチャード。確かに
ジャパンCのレースレベルは
天皇賞・秋や今回の
有馬記念より低いが、一見芝が傷んで見えた内ラチ沿いをスイスイ伸びた前走内容から1枠2番もプラス。
先行勢の
タレントが揃っているぶん、晴雨兼用の自在タイプの3歳勢も侮れない。
ヴェロックスは枠(14番)に恵まれなかったが、稍重で3月の
若葉Sを完勝。父
ジャスタウェイ、母父モンズーンの重厚な血統からも道悪はOK。
エピファネイアの半弟
サートゥルナーリアも気性面に課題を残す半面、血統背景から道悪は巧者のはず。
ただ、問題は雨が確実に降るかが判然としない点。本当にグシャグシャ馬場だと、
ステイゴールド産駒が同居した2枠(
エタリオウ、
スティッフェリオ)が超大穴で魅力だが、果たしてそこまで悪化するだろうか。空模様とにらめっこの週末になりそうだ。
(文=小田哲也)
ただ今、
ウマい馬券では今すぐ使える500ポイントを期間限定でもれなくプレゼント中。また
有馬記念企画では、現役
メジャーリーガーの田中将大選手やお笑い芸人の千鳥ノブ、オートレーサーの森且行など、バラエティ豊かな
タレントが
有馬記念を大予想中! ぜひ予想の参考にしてみては?