開催日程はまだ1日残すものの、3歳以上馬にとっては1年を締めくくる大一番。コーナーを6回まわるややト
リッキーなコースとはいえ、過去、この舞台でたくさんの名勝負が生まれてきた。
熱発明けに、初コース、初距離。それでも、昨年の
ジャパンカップ、今秋の天皇賞の内容から素直に◎
アーモンドアイを信頼する。どんな位置からでも競馬が出来るうえに、最後は伸びてくる。香港遠征を取りやめるというアク
シデントはあったものの、
天皇賞・秋から
有馬記念というローテーションは、結果的には昨年の
レイデオロと同じ。右回りコースに不安があるわけでもなければ、2400mのGI・2勝馬だから距離に不安があるわけでもない。ゴール前の急坂も阪神コースで経験済み。紛れが生じやすいコースを否定するものではないが、条件はどの馬も同じ。ならば、その実績を評価する。
相手は、春の
グランプリホース○
リスグラシュー。勝ちきれないイメージが強かった馬だが、成長力のある
ハーツクライ産駒らしく4歳秋以降は3度の海外遠征をはさみながら馬券の対象から外れていない。この馬も初距離、初コースとなるが
宝塚記念のような競馬が出来れば、差はないはずだ。
逆に、今年に入ってから精彩を欠いているのは▲
レイデオロ。しかし、ダービーと
天皇賞・秋に勝ち、昨年の
有馬記念2着の実績は今回のメンバーに入っても上位だ。秋2戦はともに1番人気を裏切ってしまったが、良馬場を条件に見直したい。
ジャパンカップを勝って挑む△
スワーヴリチャードは前走に引き続きマーフィー騎手が手綱を取るのが心強い。ほかでは5歳世代の
菊花賞馬△
キセキ、4歳世代の
菊花賞馬△
フィエールマン、3歳世代では中山競馬場のGI競走2戦2勝の
皐月賞馬△
サートゥルナーリアに魅力を感じる。