“
グランプリレース×
ハーツクライ産駒×外国人騎手”の組み合わせは、17年
有馬記念シュヴァルグラン3番人気3着→18年
有馬記念シュヴァルグラン9番人気3着→19年
宝塚記念リスグラシュー3番人気1着→同
スワーヴリチャード6番人気3着で、出走機会4連続激走中という“ニックス”となっています。
まず、そもそも
ハーツクライ産駒は騎乗騎手が外国人であるのか日本人であるのかで、競走パフォーマンスに顕著な差が出るという傾向があります。
ディープインパクト産駒など瞬発力が武器という馬の場合には、総じてキレる脚を引き出す技術に秀でている日本人騎手も健闘というデータですが、
ハーツクライ産駒など持続力が武器という馬の場合には、総じて馬を動かす技術に秀でている外国人騎手が圧倒しているというデータとなっています。その上で、外国人騎手の効力がより発揮される“高額賞金”であり“タフな舞台設定”という要素も積み重なる冒頭条件では、尚更に好成績を挙げているという状況であると考えられます。
本年
有馬記念でそれに該当する馬は、
リスグラシューと
スワーヴリチャードの2頭…どちらも既に
グランプリレース激走歴があり、リピーター人気も被りますが、確率重視の狙いならばまず抑えるべき2頭だと言えるでしょう。(文=キムラヨウヘイ)