28日に中山競馬場で行われる
ホープフルS(2歳・牡牝・GI・芝2000m)について枠順・馬番別に検証していく。なお、GIIとして行われていた2014〜2016年、前身ではないものの同時期に同コースでオープン特別として行われていた2009〜2013年の
ホープフルSもデータの集計対象とする。
過去10年、馬番別では最多となる5回の馬券絡みが7番。4回で11番が続き、3回が1番、5番、6番となっている。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 2-0-2-11 複勝率26.7% 複勝回収率88%
2枠 1-0-0-14 複勝率6.7% 複勝回収率7%
3枠 0-1-0-15 複勝率6.3% 複勝回収率41%
4枠 2-2-3-12 複勝率36.8% 複勝回収率88%
5枠 2-2-0-14 複勝率22.2% 複勝回収率57%
6枠 2-2-1-14 複勝率26.3% 複勝回収率46%
7枠 1-2-2-15 複勝率25.0% 複勝回収率115%
8枠 0-1-2-20 複勝率13.0% 複勝回収率80%
【1〜3人気かつ前走同距離(=2000m)】
1〜5枠 4-1-1-4 複勝率60.0% 複勝回収率102%
6・7枠 1-1-1-0 複勝率100.0% 複勝回収率140%
8枠 0-0-0-1 複勝率0.0% 複勝回収率0%
【4人気以下かつ前走同距離(=2000m)】
1〜5枠 0-0-0-31 複勝率0.0% 複勝回収率0%
6・7枠 1-2-1-13 複勝率23.5% 複勝回収率122%
8枠 0-0-0-10 複勝率0.0% 複勝回収率0%
枠順別成績を全体的に比較した場合、1枠および4〜7枠が安定した好走率をマークしている。ただし、内訳を調べてみると人気の偏りも大きく、一概に2・3枠も不利とは言い難いようだ。
なお、前走も同じ距離を使っていた馬に限れば、
ホープフルS出走時の人気も指標になるようで、上記の通り4人気以下は6・7枠からしか好走例がない。また、1〜3人気も6・7枠は凡走例がなく、注目するだけの価値はあるだろう。一方、距離延長で臨む馬は別段枠順による成績の偏りはないようだ。