東京競馬記者クラブ(加盟17社)は、2019年度の東京競馬記者クラブ賞について審議を行い、東京競馬記者クラブ賞として
アーモンドアイ(
国枝栄厩舎)関係者一同、および
ウインブライト(
畠山吉宏厩舎)関係者一同を選出した。授賞式は来年1月5日(日)、中山競馬場で昼休みに行う予定。
アーモンドアイ関係者一同の受賞理由
初の海外遠征となったUAEの
ドバイターフを圧勝し、秋の天皇賞も圧倒的な強さで制するなど、競馬ファンに強烈なインパクトを残す成績を収め、現役最強馬として年間を通じて競馬界を盛り上げた。
(有)シルクレーシング 米本昌史代表取締役の受賞コメント
「まずは2年連続の受賞ありがとうございます。今年は3月のドバイを海外初挑戦で優勝することができ、その後も国内でチャレンジをし続けてくれました。
天皇賞(秋)もそうですが、
安田記念、ファン投票1位に選ばれた
有馬記念も含めて、一生懸命に走る姿を応援していただきました。今は無事に牧場に戻り、来年に向けて疲れを癒やしているところです。来年も応援よろしくお願いします」
国枝栄調教師の受賞コメント
「ファンの皆さんだけでなく、われわれ関係者も
アーモンドアイの活躍にワクワクさせられました。いろいろなことを経験させてもらい、その中で勉強もさせてもらい、楽しい1年を過ごすことができたと思っています。これで
有馬記念の結果が良ければ最高でしたが、あれも"これが競馬"ということを勉強させてもらったような気がしています」
クリストフ・ルメール騎手の受賞コメント
「賞をいただきありがとうございます。今年の
アーモンドアイはアップダウンの激しい1年でした。
有馬記念は残念でしたが、トップコンディションになれば、また良い結果を出せると思いますので、応援よろしくお願いします」
ウインブライト関係者一同の受賞理由
クイーンエリザベス2世Cと
香港Cを制し、同一年に海外G1競走を2勝するという快挙を達成。海外のホースマンに日本馬のレベルの高さをアピールし、国内の競馬ファンには夢と感動を与えた。
(株)ウイン 岡田義広代表取締役の受賞コメント
「このような賞をいただくことができ、非常に光栄です。クイーンエリザベス2世Cを勝ったときは夢のようでしたし、今でも記憶に新しいです。
畠山吉宏厩舎と
松岡正海騎手がしっかりと調整して仕上げてくれたおかげです。また、日高の生産馬、日本人騎手でも海外で通用するということが証明できました。来年も同じペアでG1を勝てるように頑張っていきたいと思います」
畠山吉宏調教師の受賞コメント
「このような賞をいただき、ありがとうございます。今年は前半こそ重賞連勝の勢いに乗って香港のクイーンエリザベス2世Cに挑戦し、
リスグラシューなどレベルの高い相手にレコードタイムで勝つことができましたが、夏に弱い馬で秋は状態が戻り切らず、思うような結果が出ませんでした。
香港Cは人のプレッシャーはもちろん、馬にも厳しい負荷がかかっていましたが、状態が戻ったことで、同一年度の海外G1制覇ができました。来年も夏対策という課題はありますが、まずは
中山記念での復帰を目指していきます。応援をよろしくお願いします」
松岡正海騎手の受賞コメント
「大変名誉な賞をいただき光栄です。今年は
ウインブライトと一戦一戦、強い相手を打ち負かそうと人馬一体でやってきて、その結果、香港でもG1を勝つことができました。その過程や結果を評価していただいたのはうれしい限りです。来年もこの賞を励みに、さらに活躍できるよう頑張っていきたいです」
(
JRA発表)
ラジオNIKKEI