2019年も本日で終了。
中央競馬の一年を10大ニュースとして振り返ります。1位はやっぱり、競馬界の歴史に次々と新たなページを刻んだ藤田菜七子騎手(22)=美浦・根本。
ディープインパクトをはじめ多くの名馬がこの世を去り、薬物騒動など残念なニュースが多かった中で、常に明るい話題を振りまいてくれました。馬券で勝った人も負けた人も、2020年の競馬ライフが素晴らしいものになりますように!!
常に注目を浴び続けた一年だった。藤田菜七子は、
フェブラリーSで
コパノキッキングとコンビを組み、JRA所属の女性騎手として初めてG1に騎乗(5着)。6月にはスウェーデンで開催されたウィメンジョッキーズワールドCに参戦。見事優勝を果たすと、8月には英国シャーガーC、そして
ワールドオールスタージョッキーズにも初選出された。
10月の
東京盃では、キッキングでJRAの女性騎手として初めて交流重賞を制覇。10月には第3回新潟開催で9勝を挙げ、女性騎手初の開催リーディングを獲得。同時に、同競馬場の年間リーディングも手中に収めた。そして12月のカペラSでは、日本人女性騎手として初のJRA重賞制覇を飾った。
3月から適用された女性騎手に対する永久的2キロ減の制度も追い風になった。着実に勝ち星を積み重ね、通算100勝に到達。見習い騎手卒業の101勝にリーチをかけた。JRAでの年間勝利は43。自身の持つ女性騎手の年間最多勝を、3年連続で更新した。「いろんなことを学べた1年でした。どんな馬でも乗せたいと思ってもらえるジョッキーになりたい」。さらなる飛躍を目指し、走り続ける。
提供:デイリースポーツ