「
シンザン記念・G3」(12日、京都)
野望を胸に秘め-。関東の名門厩舎が素質馬
サンクテュエールを淀へ送り込む。異父兄に米G1を2勝した
ヨシダがいる良血ディープ産駒。「デビュー前はあまり強いケイコをしなかったのに、新馬戦で強い競馬を見せてくれた」と藤沢和師も素質の高さを認める。
8月の新馬戦以来となった前走のアルテミスSは、好位から抜け出しを図るも2着。外から鋭く伸びた
リアアメリアの末脚に屈した。「勝ち馬に一瞬でかわされちゃったな。でも、あれから随分と良くなっているんだ」と、敗戦を糧に成長したことを強調する。
3日の1週前追い切りは、美浦Wでの3頭併せ。滑らかなフォームで駆け、5F68秒3-40秒3-13秒2で余裕十分に併入した。「(厩舎に)来た当初は驚くほどハミを強く取って行きたがっていた。それがだいぶ穏やかになっている」と満足げな表情を浮かべた。
しっかりと充電期間を取るため、暮れの阪神JFをパスして迎える今年初戦。あえての関西遠征となるが、「
アーモンドアイと同じ狙いかもよ。まあ、それは冗談として(笑)。前走をプラス体重(12キロ増)で出られるような馬だから、輸送も心配してない」とキッパリ。まずは重賞初Vを決め、胸を張って桜の舞台に向かう。
提供:デイリースポーツ