11日の中山6Rを2番人気の
エンドーツダ(牝4歳、美浦・萱野)で制し、藤田菜七子騎手(22)=美浦・根本=が今年の初勝利を決めるとともに、見習い騎手卒業となる通算101勝(JRA91勝、JRA所属馬での地方交流レース10勝)を達成した。
過去2戦が2、2着だっただけに、何としてもここで決めたかった。課題のスタートをクリアし、内々の好位3番手をがっちり確保。抜群の手応えで直線、堂々と先頭に躍り出ると、最後は後続を2馬身半突き放した。
昨年12月15日中京6R以来のVとなった菜七子は、「行きたがるところがあって折り合いに苦労しましたが、(直線で)外に出したらいい脚を使ってくれました」と、
メモリアル勝利にホッとした表情を見せていた。
この勝利で減量特典が適用される平地レースでは、これまでの3キロ減(51勝以上の見習い騎手1キロ減+女性騎手限定2キロ減)から、女性騎手限定の2キロ減のみとなる。また、出走表の表記は▲から女性騎手減量制度によって新たに誕生した◇に変更される。「これまでと変わらず、レースで乗せていただけるよう、しっかりやっていきたい」ときっぱり。浮かれることなく、気持ちを引き締めていた。
提供:デイリースポーツ