19日に中山競馬場で行われる
京成杯(3歳・GIII・芝2000m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる6回の馬券絡みは
キングカメハメハ。次点で3回の
ハービンジャーと
ステイゴールドが続き、2回が
バゴ、
ディープインパクト、
アグネスタキオンとなっている。
ハーツクライ産駒は「1-0-0-4」。降雪の影響で順延になった13年に
フェイムゲームが勝ち馬となっている。今年は
キングオブドラゴン、
ヒュッゲの2頭が出走予定。前者は半兄に17年
きさらぎ賞を制した
アメリカズカップ、後者は
母ムーンライトダンスが05年愛インタナショナルSの勝ち馬で、伯父には04年愛ダービーなどを制した
Grey Swallow、姪には
シゲルピンクダイヤがいる血統。
ディープインパクト産駒は「1-0-1-10」。12年に
ベストディールが制しているものの、12頭中10頭が1〜4人気の支持を集めていたことを思うと少し不甲斐ない成績か。今年は
ディアスティマと
ゼノヴァースの2頭が出走を予定している。前者の
母スウィートリーズンは14年
エイコーンSなど、アメリカでダートG1を3勝。後者の
母リズムオブライトは様々な国でレースに臨み、12年
ゴルディコヴァSを制するなど芝のマイル路線で活躍していた。
新種牡馬の
エピファネイア産駒は
スカイグルーヴが上位人気と目される。叔父には15年
皐月賞、
日本ダービーで二冠を達成した
ドゥラメンテがおり、牝系も日本を代表する名牝系なだけに活躍馬は枚挙に暇がない。なお、牝馬が制するとなると86年
ダイナフェアリー(当時は中山芝1600mで施行)以来の快挙となる。