今年春から社台スタリオン
ステーションで種牡馬として供用される
ニューイヤーズデイ(父
ストリートクライ)の半弟にあたるエンフォースアブル(牡3、父タピット)が、18日(土曜日)にフェアグラウンズ競馬場で行われたG3ルコントS(d8.5F)を制し、重賞初制覇を果たすとともに、
ケンタッキーダービー戦線の一角に浮上した。
ニューイヤーズデイの半弟であるとともに、2歳秋から3歳春にかけてG2フォンテンオヴユースS(d8.5F)など4重賞を制したモヘイメンの全弟にあたるエンフォースアブルは、16年の全米
最優秀3歳牡馬アロゲートらを輩出したことでも知られる
クリアスカイファームスの生産馬。18年のキーンランド9月1歳市場に上場されるも77万5千ドル(当時のレートで約8675万円)で主取りとなり、その後、プライヴェートで馬主ジョン・オクスレイ氏が購買し、マーク・キャッシ厩舎に入厩した。
2歳8月にサラトガのメイドン(d9F)を制しデビュー4戦目で初勝利を挙げると、G1ブ
リーダーズフューチュリティ(d8.5F)3着、G2ケンタッキージョッキークラブS(d8.5F)4着の成績で2歳シーズンを終えていた。
ルコントSは
ケンタッキーダービーポイント競走に指定されており、勝ち馬のエンフォースアブルには10ポイントを獲得。ブ
リーダーズフューチュリティ3着で獲得した2ポイント、ケンタッキージョッキークラブS4着で獲得した1ポイントと合わせて通算13ポイントとなり、ダービーポイントランキング2位に浮上している。
(文:合田直弘)