昨年秋の
府中牝馬S(GII)15着、
マイルCS(GI)11着と不本意な成績が続いた
プリモシーン(牝5・美浦・
木村哲也)が、来週の
東京新聞杯(2/9・GIII・東京芝1600m)での復活を期して、調整が続いている。
1週前追い切りは、29日(水)、美浦ウッドチップコースで3頭併せで行われた。追い切り後の木村調教師のコメント。
「昨年の秋2戦は、春の
ヴィクトリアマイル(GI・2着)の頃と比べて状態が今ひとつでしたし、走る方に気が向いていない感じでした。飼い葉もバリバリ食べてはいたのですが、競走馬としてはあまり健康な状態ではなかったのかもしれません。
前走後はノーザン
ファーム天栄に放牧に出して、1か月前にこちらに入厩しています。放牧先では食生活を抜本的に変えるなど工夫をしてもらっていて、今回は毛ヅヤも良いですし、状態も良いと思います。
今週の追い切りは、ウッドチップコースで長めから3頭併せでやっています。昨年の秋は追い切った翌日に良く見えてもすぐに元に戻るような感じでしたが、今回は追い切り後に体がシュッとしてくるような感触があります。
また昨秋は馬場に入る時でも妙にドッシリとしていたのですが、今回は良い頃のようにうるさい面を見せています」
(取材・文:佐々木祥恵)