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ロナウィルスによる肺炎の感染が広がる中、香港政府は8日以降、中国から越境してきた者は香港人であっても、特定の場所で2週間「隔離」する方針を打ち出したが、こうした情勢を受け、香港ジョッキークラブも更なる対策強化に乗り出すことになった。
1月27日の春節競馬でも、主催者や出走馬関係者以外は、事前にレストランを予約していた観客のみの入場を許可するという処置をとったが、2月8日(土曜日)のシャティン開催から、一般客の入場を一切受け付けない「無観客競馬」として施行することになった。競馬場に入場を許されるのは、馬主、馬主のゲスト、調教師、騎手、厩舎関係者、裁決委員など主催業務に携わる者に限るとし、総数で1200名程度に絞られることになる。その入場者も、入場時の検温やマスク着用が義務付けられる。
これにともない、シャティン競馬場の5階にあるオーナー
キャビンや、6階にあるオーナーズボックスの一部、ハッピーヴァレイ競馬場の7階にあるオーナーズボックスは、閉鎖されることになる。
香港ジョッキークラブは、今後2週間にわたってこの体制での開催を続けるとし、以降については、2週間後の情勢を見て判断するとしている。
(文:合田直弘)