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【クイーンC】活躍馬を多く輩出する牝馬限定戦、注目はあの馬/JRAレース展望

  • 2020年02月13日(木) 06時00分
 昨年1着のクロノジェネシスは後に秋華賞を勝利し、4着のカレンブーケドールもGIで2着3回と活躍。それ以前にも、17年2着のアエロリットと16年1着のメジャーエンブレムは同年のNHKマイルCを制し、15年2着のミッキークイーンオークスを優勝するなど、ここから多くの活躍馬が出ている。春以降を展望する上で見逃せない一戦だ。

1.前走新馬・未勝利は苦戦

 過去10年の連対馬20頭中17頭は、前走がオープンクラスか、もしくは1勝クラス(500万下)を勝ち上がってきた馬だった。前走が新馬・未勝利戦だった馬は[0-2-3-34]で複勝率12.8%と不振気味。

2.構えすぎると届かない

 同コースで行われる2歳秋のアルテミスSでは差し・追い込み優位の傾向があるが、3歳になって成長したメンバーで行われるこのレースでは、前が簡単には止まらない。過去10年で4コーナーの通過順位が4番手以内だった馬が6勝を挙げている一方で、1位の上がりをマークした馬が制した年は1年だけ。ある程度前で流れに乗れるスピード能力は必須になる。

3.ディープインパクト産駒は勝ち切れない

 過去10年、ディープインパクト産駒は[1-2-2-14]で、制したのは後に同条件のヴィクトリアマイルを連覇することになるヴィルシーナのみ。回収率も、単勝は24%で複勝も71%にとどまる。前々で立ち回る馬が有利になりやすいレースであり、瞬発力を活かしたいディープインパクト産駒には中々展開が向かない。


 シャンドフルールは前走阪神マイルの千両賞を逃げ切り2馬身差の完勝。前半のペースに恵まれたとはいえ、完敗を喫した2000mの紫菊賞から一変したレースぶりを考えると、距離短縮がプラスだったと見るのが妥当だろう。初の左回りなど未知数な面はあるが、先行力を活かす競馬で再度好走を期待したい。

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