「クイーンC・G3」(15日、東京)
デビュー3連勝で重賞初Vへ。
ホウオウピースフルが万全の仕上げを施した。12日、美浦Wの最終リハは2週連続の併せ馬だったが、終始楽な手応えで併入。文句なしの態勢でタイトル奪取へ向かう。栗東坂路では
京都2歳S2着の
ミヤマザクラが、しまい重点に追われてラスト1F11秒8をマーク。こちらも初の重賞ゲットへ、きっちり態勢を整えた。高い素質を秘める
ルナシオンも、美浦Wで順調な調整ぶり。キャリア1戦でも侮れない。
ホウオウピースフルが文句なしの動きで最終リハを完了した。2週連続で僚馬
エリティエール(6歳3勝クラス)と美浦Wでの併せ馬。強い北風を正面からまともに受けた先週とは違い、心地良い春風に乗って序盤から軽快なフットワークを披露する。直線入り口で内に潜ってきたパートナーと馬体を並べてラストスパート。終始楽な手応えのまま、悠々と
フィニッシュラインを通過した。5F70秒5-39秒8-12秒7。動きを確認した大竹師は「いい動きでした」とストレートに感想を口にした。
半兄
ブラストワンピースは、デビューから3連勝で18年
毎日杯を制し重賞ウイナーとなった。兄との比較を問われると「トップラインはそっくり。ただ、妹の方が切れ味があって、長く脚を使えるイメージがある」とトレーナーは答える。
札幌での新馬戦をノーステッキで快勝。続く
百日草特別では、上がりの瞬発力勝負をクリアした。その後は休養に入り、じっくりと充電。「きょうの時点で前走時(464キロ)からプラス20キロ。成長分もあるけど、重くはない。牝馬なのでプラス体重できているのはいいですね」と、確かな成長ぶりを実感する。
今回は初めてのマイル戦になる。「気性的にはマイルの方が良さそうだし、十分に守備範囲。馬場状態も少々の雨ならマイナスにはならないと思う」と不安なしを強調する。無傷の3連勝で重賞初Vを決めて、仁川の桜舞台へ堂々と乗り込んでいく。
提供:デイリースポーツ