15日に東京競馬場で行われる
クイーンC(3歳・牝・GIII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去10年で最多となる5回の馬券絡みが
ディープインパクト。4回で
クロフネと
ダイワメジャーが続き、2回が
ハーツクライ、
ジャングルポケットとなっている。同コースで施行されるようになった04年以降でも、2頭以上の勝ち馬を出した種牡馬がいない点は少々意外な傾向だ。
ディープインパクト産駒は「1-2-2-14」。産駒初出走となった12年に
ヴィルシーナが勝ち馬となっており、好走馬の大半が前走1着という戦歴。前走2着以下に敗れていた場合は、18年
マウレア(1人気5着)、16年
サプルマインド(2人気15着)など上位人気馬でも不振傾向にある。今年は
マジックキャッスル、
ミヤマザクラ、
ルナシオンの3頭が出走予定。
ブラックタイド産駒は「0-0-0-2」。過去に出走した2頭はいずれも最低人気だったので、今年出走する
アカノニジュウイチは改めて真価を問われそう。なお、
ブラックタイドは
ディープインパクトの全兄にあたるが、それら2頭の全弟
オンファイアの産駒として13年に
ウキヨノカゼが勝ち馬となっている。
初出走となる
オルフェーヴル産駒からは
アミークスと
ホウオウピースフルがスタンバイ。後者は18年
有馬記念など重賞5勝の活躍を続ける
ブラストワンピースの半妹にあたる血統だ。なお、同産駒のコース成績は「5-7-2-61」勝率6.7%・複勝率18.7%となっており、重賞も17年
アルテミスSを
ラッキーライラックが制覇。