15日に東京競馬場で行われる
クイーンC(3歳・牝・GIII・芝1600m)について枠順・馬番別に検証していく。
過去10年、馬番別では最多となる6回の馬券絡みが6番。5回で9番が続き、4回が2番となっている。6番と9番に異様な偏りを見せているが、それらの馬番から連対した9頭のうち8頭は1・2人気に推されていた馬だった。
参考までに枠順による成績を比較すると下記の通り。
1枠 0-3-1-14 複勝率22.2% 複勝回収率58%
2枠 0-1-3-15 複勝率21.1% 複勝回収率74%
3枠 4-1-1-12 複勝率33.3% 複勝回収率48%
4枠 0-0-1-18 複勝率5.3% 複勝回収率17%
5枠 3-1-2-13 複勝率31.6% 複勝回収率112%
6枠 0-3-1-15 複勝率21.1% 複勝回収率31%
7枠 0-1-2-16 複勝率15.8% 複勝回収率47%
8枠 3-0-0-17 複勝率15.0% 複勝回収率20%
【3人気以下】
1〜3枠 1-5-2-39 連対率12.8% 複勝率17.0% 複勝回収率54%
4〜8枠 1-3-5-75 連対率4.8% 複勝率10.7% 複勝回収率38%
17年 6枠11番
アエロリット(5人気2着)
15年 7枠14番
ミッキークイーン(3人気2着)
13年 8枠15番
ウキヨノカゼ(4人気1着)
10年 5枠10番
プリンセスメモリー(10人気2着)
まず、冒頭でも触れた通り
クイーンCは上位人気馬が堅実で、1・2人気は「8-2-4-6」勝率40.0%・複勝率70.0%と圧倒的。これは同距離で行われる
阪神ジュベナイルフィリーズや
フェアリーSで好走していた馬が支持を集めやすいことにも起因する。
そこで3人気以下で好走した馬に注目してみると、連対率の観点からは内枠優位の傾向が見受けられた。また、4〜8枠から連対した上記4頭のうち、
アエロリットと
ウキヨノカゼは共に前走
フェアリーS・2着。
プリンセスメモリーはオープン勝ちの実績から前走別定戦で他馬より重い斤量を背負っており、
クイーンCでは斤量減となる珍しいパターンだった。なお、前走未勝利から2着に好走した
ミッキークイーンは後に
オークスと
秋華賞で牝馬2冠を達成しており、もし外目の枠順から好走する新顔がいれば先々まで注目していきたい。