晴れて四位調教師の誕生だ-。JRAは17日、東京・港区の六本木事務所で20年新規調教師8人、騎手4人への免許交付式を行った。ダービー2勝の
四位洋文騎手(47)=栗東・フリー=は、第2のホースマン人生へ向けて、決意を新たにした。
なごやかなムードに包まれるなか、新トレーナーが誕生した。2度目の受験で調教師試験に合格した四位。真新しい調教師バッジに手をやりながら「まだ慣れないので、なかなか着けられなくて」と、いきなり笑わせた。
3月1日付で、調教師として新たなスタートを切る。まずは美浦の藤沢和厩舎で、トップトレーナーの帝王学に触れる予定だ。「ざっくりとしたものはあるけど、これから(開業までの)準備期間が1年あるので、いろいろな人と話をしながらやっていきたい。生き物を介している仕事なので、馬を大切にすることが第一だけどね」と“四位厩舎”の経営プランを明かした。
07、08年のダービーを連覇(
ウオッカ、
ディープスカイ)するなど、常に第一線で活躍してきた。そんな騎手生活も残りわずか。「毎週と変わらないなあ。30年ぐらい(騎手を)やって来ているので(笑)。最後の日を迎えてみないと分からないけど、現時点では…ね。すいません、はっきりしなくて」と素直な心境を伝えた。ラス
トライドは29日の阪神最終レース。最後の勇姿をファンに届け、次なる大きな一歩を踏み出す。
提供:デイリースポーツ