「京都牝馬S・G3」(22日、京都)
得意の舞台で人馬が躍動した。充実一途をたどる
サウンドキアラが1番人気に応え、
京都金杯に続く重賞連勝。道中は中団で脚をため、直線で一気にエンジンが点火。力強い伸び脚でラ
イバルをねじ伏せた。
全6勝を京都で挙げるパートナーに、松山は「相性がいいということもあるけど、馬自身も成長しているのを感じました」とたたえた。
レース前に降った大雨もなんのその。「重馬場もこなせると思っていたので、あまり気にしていなかった。最終週だし、ある程度外も伸びるなと思っていた」と冷静にエスコート。これで今年早くも重賞4勝となり、いずれも京都で手にした絶好調男が、きっちり結果に結びつけた。
見守った安達師も「うまく乗っていただけたと思います」と心強い手綱に感服した。
春の目標はヴィクトリアM(5月17日・東京)で「今の充実ぶりなら走ってもいい」と師は顔をほころばせる。格上挑戦だった昨年(7着)は、15番人気だった大舞台。ひと回りもふた回りも成長した今年は、主役としてマイル女王の座を狙う。
提供:デイリースポーツ