「魁!海外馬券塾」(26日)
第1回サウジC(ダート1800メートル)の発走が29日に迫った。米国馬5頭、日本馬2頭に加え、芝の一流馬である
ベンバトル(UAE)と
マジックワンド(愛国)も参戦。非常に多彩なメンバーによって争われる。
マキシマムセキュリティ(米国)は9戦7勝。ただ、2度の敗戦のうちの一つは、2019年の
ケンタッキーダービーの1位入線後降着(17着)で、ほぼ
パーフェクトな戦績。逃げ馬で、後続に並ばれてからも再度突き放す粘り腰がある。UAEから参戦する
ノースアメリカと
キャッペッザーノも出脚は速く、これらとの兼ね合いがレース前半の鍵になりそう。
サウジアラビアのダートの質がアメリカ的な土ダートならば、米国馬の牙城を崩すのは難しいが、少しでも日本の砂ダートに近いものであれば、
クリソベリルと
ゴールドドリームにも好走のチャンスがある。いずれも序盤の先行争いに巻き込まれない脚質なのも好材料だ。
アメリカに似た馬場で争われるドバイワールドCでは、日本馬が上位に食い込むのは難しいが、ほとんどの出走馬が初体験となる現地のダートが日本馬向きなら、いかに強敵相手といえども、上位進出に期待できるのではないか。なにしろ賞金は3着で2億円、5着でも1億円だ。
ビッグマネーをつかんで帰ってきてほしい。(海外遠征コーディネーター・田中敬太)
提供:デイリースポーツ