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【阪急杯】リピーターやコース巧者は人気薄でも要注意/データ分析(血統・種牡馬編)

  • 2020年02月28日(金) 21時37分
 3月1日に阪神競馬場で行われる阪急杯(4歳上・GIII・芝1400m)について血統・種牡馬別に検証していく。

 過去10年で最多となる4回の馬券絡みがシンボリクリスエス。3回でキングカメハメハダイワメジャーディープインパクトが続き、2回がアドマイヤコジーンマンハッタンカフェとなっている。リピーターの活躍が目立つことも特徴で、シンボリクリスエスの好走例は4回ともサンカルロによるものだ。

 ダイワメジャー産駒は「2-0-1-8」。15年ダイワマッジョーレ、14年コパノリチャードと2頭の勝ち馬を出しているほか、13年にはオリービンが11人気3着と二桁人気で激走している。今年はラヴィングアンサーが出走予定。デビューから一貫して大崩れしない堅実派なので軽視はできないか。

 初出走のロードカナロア産駒からはアンヴァルステルヴィオダイアトニックの3頭が出走予定。なお、同産駒のコース成績は「12-3-8-48」勝率16.9%・複勝率32.4%、と高い好走率を記録している。上位人気と目されるダイアトニックは芝1400mで「5-1-0-0」。京都巧者のイメージが強いが、阪神もデビュー勝ちをしている舞台だ。

 Fastnet Rock産駒は「0-0-1-1」。いずれもブラヴィッシモによる成績で、馬券外に敗れた17年も勝ち馬とは0秒3差、3着馬とはクビ差の4着に善戦していた。今年はフィアーノロマーノが出走を予定しているが、同コースで行われた前走阪神Cではグランアレグリアに水をあけられたとはいえ2着を死守。得手不得手の出やすいコースでもあるので、ぞんざいには扱えないだろう。

 ダノンシャンティ産駒は「1-0-0-0」。昨年の勝ち馬スマートオーディンが連覇を目論む。冒頭でも触れた通り、阪神芝1400mはリピーターの活躍が異様に目立つため、適性を示した馬には常に注意を払わなければならない。

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