桜花賞トライアルの
チューリップ賞(GII・芝1600m)が3月7日(土)に阪神競馬場で行われる。美浦からは
スマイルカナ、
マルターズディオサほかが参戦予定だ。注目馬の1週前情報。
■前走
フェアリーS(GIII)で逃げ切り勝ちを収めた
スマイルカナ(牝3・美浦・
高橋祥泰)は、26日(水)、ウッドチップコースで
柴田大知騎手(レースでは
丹内祐次騎手)が騎乗して追い切った。高橋調教師のコメント。
「放牧から戻ってきて、2週前、1週前と追い切りをこなして順調に来ています。今週の追い切りは予定より時計は速くなりましたが、元々速くなる馬ですし、さほど気にしていません。
直線での躍動感やスピード感を見ると、ちょっと(モノが)違うなと思います。夏頃から比べると落ち着きが出てきましたし、楽しみです」
■阪神JF(GI)2着以来となる
マルターズディオサ(牝3・美浦・
手塚貴久)は、ウッドチップコースで併せ馬の追い切りを行った。手塚調教師のコメント。
「今週の追い切りは
ワーケア(牡3・OP)に先行して、良い動きを見せていました。前走(阪神JF・GI・2着)は勝ち馬が強かったですが、この馬も前々で運んで良い競馬をしてくれました。放牧から戻ってきて、体重は大きく変わりませんが、良い雰囲気です。
中間はゲート練習をしていますが、競馬に行って大人しくしているかはわからないですね。今回は逃げそうな馬が2頭いるので、ある程度ペースが流れてくれると思いますし、ほとんど再戦のメンバーなので頑張ってほしいです」
(取材・文:佐々木祥恵)