有馬記念5着の後、放牧へ出されてから、1月31日に吉澤ステーブルWESTから栗東へ帰厩した
キセキ(栗東・角居勝彦厩舎)。2月に入ってから坂路で時計を出し始めており、
阪神大賞典(3月22日・阪神芝3000m)に向けての調整は順調だ。
今朝4日はレースに向けた2週前追い切り。CWコースでの追い切りはこの中間で初めてとなったが、いつも通り、1回目のハローが終了直後の開場からは少し時間の経った頃に入場。力むようなところもなく、スムーズな感じで向正面へと入っていく。
前走時はこの馬独特の重厚感が物足りない印象を受けていたが、今朝の3コーナーは久しぶりに「グン」という重みがあった。そこからはスムーズにスピードアップして、ゴール前も素晴らしい伸び。
時計は6F84.8〜5F66.6〜4F51.3〜3F37.3〜1F11.4秒。数字は特筆するほどではないが、個人的には3コーナーでの雰囲気がいい感じ。来週もCWでの追い切りになるようなら、3コーナーから4コーナーの走りがどんな感じになるのか注目してみたい。
(取材・文:井内利彰)