7日に阪神競馬場で行われる
チューリップ賞(3歳・牝・GII・芝1600m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、GIIIとして施行された2010〜2017年もデータの集計対象とした。
過去10年で最多となる10回の馬券絡みが
ディープインパクト。次点で4回の
キングカメハメハが続き、3回が
ダイワメジャーとなっている。
ディープインパクト産駒は「3-2-5-22」。19年
ダノンファンタジー、16年
シンハライト、14年
ハープスターと3頭の勝ち馬を出しているが、1〜3人気の支持を集めていた馬でも「3-1-1-7」複勝率41.7%と半数以上が人気に応えられていない側面も持つ。今年は
フェアリーSを制した
スマイルカナが出走予定。
また、新種牡馬
キズナ産駒からは、
シャンドフルール、
スマートリアン、
マルターズディオサの3頭が出走を予定している。初年度産駒からすでに2頭の重賞勝ち馬が出ており、
ディープインパクトの後継種牡馬としての期待は大きい。
ダイワメジャー産駒は「0-3-0-7」。今年は
阪神ジュベナイルフィリーズでレコード勝ちの圧逃劇を披露した
レシステンシアが上位人気と目される。過去に出走した同産駒よりも実績面で一枚上手なだけに、初勝利のチャンスは十分にありそうだ。
ハーツクライ産駒は「0-1-1-2」。17年
リスグラシュー(2人気3着)、14年
ヌーヴォレコルト(4人気2着)、ここで好走した2頭は後にGIタイトルを獲得している。同産駒からは
ウーマンズハート、
クラヴァシュドール、
チェーンオブラブの3頭が出走予定。いずれも重賞で好走歴のある馬たちで、今後の行く末を占う意味でも注目しておきたい。