「
弥生賞・G2」(8日、中山)
今週から短期免許で騎乗する
ライル・ヒューイットソン騎手(22)=南アフリカ=が5日、美浦トレセンでの調教に初めて姿を見せた。早くも騎乗依頼が殺到しており、
弥生賞の
オーソリティ、オーシャンSの
ハウメアを含め、土日で計14鞍を集めた。彫りの深い甘いマスクと、南アフリカでリーディングを奪取した技術で、日本のファンを魅了してみせる。
噂にたがわぬイケメンだ。早朝の美浦トレセンで馬にまたがったヒューイットソンが登場すると、まるで
ハリウッド俳優並みのルックスに、誰もが思わず振り返る。当の本人は「特に日本に来てから(イケメンと)言われます」と照れ笑い。第一印象の好感度も申し分ない。ただ、17/18年、18/19年の2シーズンで、南アフリカのリーディングに輝いたように腕も確かだ。
日本の競馬の印象について聞かれると、「
モーリスを香港で見てから、興味を持つようになりました。日本は世界で一番強い馬がいる。トレセンもとにかく大きくて広い。質が高く素晴らしい」と話し、国枝厩舎では
アーモンドアイと対面して目を輝かせた。
弥生賞は、
ホープフルS5着
オーソリティとコンビを組む。同馬のレースをビデオで確認しており、「2つやってみたいことがある。いい結果につながれば」と、既に作戦を練っている。また、オーシャンSには
ハウメアとのコンビで臨む。いきなり重賞Vの可能性も十分にある。
競馬一家に育ち、父親も南アフリカの騎手(現在は調教師試験に合格)で、幼い頃から騎手を目指したという。「自分の見てほしい点は全部と言いたいが、まずは馬のリズムで折り合いをつけるところ。たくさん“いいね”と言われるジョッキーになりたい。とにかくいい結果を残したいんだ」と意気込む。今週も無観客での開催なのは残念だが、華麗なプレーで日本のファンに大いにアピールするつもりだ。
提供:デイリースポーツ