「オーシャンS・G3」(7日、中山)
1番人気
ダノンスマッシュが、ゴール前できっちり抜け出して快勝。重賞4勝目を挙げるとともに
高松宮記念(29日・中京)への優先出走権を獲得。悲願の父子G1制覇に向けて最高の結果を出した。
発馬がスムーズでなくスタート直後はやや立ち遅れたが、慌てずにポジションを上げて内々の4番手から運んだ。「前回(
香港スプリント)も出遅れていたので、ゲートは気をつけていましたが、いいスタートではなかったので課題は残りました」と川田は振り返ったが、冷静に対処して抜群の手応えで直線へ。
カッパツハッチの内からスムーズに進出すると、あとは粘る
ナックビーナスをかわすだけ。坂を駆け上がってからの1馬身半差は、ラ
イバルたちに決定的な差をつけたと言ってもいいだろう。
父は国内外でG1・6勝を挙げた
ロードカナロア。同馬も管理した安田隆師は、「たくましくなったし、最近は父に似てきましたね。甘かった背腰がしっかりして、動きがシャープになってきた」と成長ぶりに目を細める。
悲願のG1制覇へ機は熟した。「ゲートをしっかり調整して、親子で獲りたいですね」と指揮官はきっぱり。堂々と主役として中京へ乗り込む。
提供:デイリースポーツ