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【中山牝馬S】牝馬らしさは仇になる?波乱の立役者はパワー型/データ分析(血統・種牡馬編)

  • 2020年03月12日(木) 10時00分
 14日に中山競馬場で行われる中山牝馬S(4歳上・牝・GIII・芝1800m)について血統・種牡馬別に検証していく。なお、阪神競馬場で代替開催された2011年はデータの集計対象外とした。

 過去10回で最多となる4回の馬券絡みがキングカメハメハ。3回でディープインパクトタニノギムレットが続き、2回がメイショウサムソンハーツクライマンハッタンカフェとなっている。

 ディープインパクト産駒は「1-1-1-11」。18年の勝ち馬カワキタエンカは6人気、昨年3着に好走したアッフィラートは11人気と伏兵陣の台頭が目立つ。一方、19年ミッキーチャーム(2人気14着)、17年ビッシュ(3人気10着)など、上位人気馬の凡走も少なくない。今年はコントラチェックサトノガーネットレッドランディーニの3頭が特別登録。

 メイショウサムソン産駒は「1-1-0-5」。昨年の勝ち馬フロンテアクイーンは3度目の挑戦で悲願の重賞初制覇となったが、18年にも2着に好走しているリピーターでもあった。また、昨年は12人気のデンコウアンジュも4着(勝ち馬から0秒1差)に激走している。今年はデンコウアンジュメイショウグロッケの2頭が出走予定。

 ルーラーシップ産駒は「0-1-0-0」。昨年、ハナ差2着の惜敗を喫したウラヌスチャームが2年連続で好走を目論むほか、回避馬が1頭以上出た場合にはフェアリーポルカも出走が叶う。なお、後者は17年の勝ち馬トーセンビクトリーのいとこにあたる血統だ。

 初出走となるオルフェーヴル産駒からはエスポワールモルフェオルフェが出走予定。上位人気と目されるエスポワールは17年青葉賞勝ち馬アドミラブルの半妹で、リンカーンヴィクトリーの姪でもある(同産駒のコース成績は「2-6-2-36」勝率4.3%・複勝率21.7%)。

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