「
金鯱賞・G2」(15日、中京)
復活への準備は整った。
ラストドラフトは美浦Wで12日、余力十分に先着。仕上がりの良さをアピールした。精神面でも成長して、心身ともに充実。強豪ぞろいの一戦で、2019年の
京成杯以来となる勝利を狙う。
19年1月の
京成杯以来、勝ち星から見放されている
ラストドラフトが、抜群の気配を示した。まずは美浦坂路を1F17〜18秒ペースで1本駆け上がるとWへ移動。1秒3先行する
ダンスメーカー(5歳1勝クラス)を前に見ながら、道中は鞍上の意のままに折り合って進め、ゴール前だけ軽く手綱を緩められると、力強く伸びてフィニッシュ。5F68秒4-40秒0-12秒9で0秒1先着を決めた。
斎藤助手は「先週にしっかりやって、今週は輸送もあるので調整程度。落ち着きがあって動きも良く、いい状態で挑めそう」と出来の良さに自信をのぞかせた。
前走のAJCCは3着に終わったが、4角で多くの馬が不利を受けるレースとなり、この馬も例外ではなかった。「ダメージもなく帰ってきた。前走も状態は良かったので、引き続きいい状態をキープしています」と影響はない様子だ。
新馬戦-
京成杯と2連勝を飾り、東のクラシック候補として台頭したが、
弥生賞7着、
皐月賞7着と敗退。昨秋に復帰を果たし、今回が4戦目となるが、「折り合いがついてきているので、乗り代わりに関しても問題ないですよ。強い馬はいるけど、この馬も実が入って、いい感じになっているので頑張ってほしい」とエールを送った。強豪を撃破し、完全復活をアピールしたい。
提供:デイリースポーツ