「ドバイWCデー諸競走」(28日、UAEメイダン)
史上初の
ドバイターフ・G1(芝1800メートル)連覇を目指す
アーモンドアイが12日、順調に調整を進めた。先週に続いてルメールを背に、先週の美浦坂路から今週はWに場所を移しての
アンティシペイト(3歳未勝利)、
カレンブーケドール(4歳オープン)と3頭併せ。
僚馬2頭を見る形から徐々に差を詰め、直線は最内へ。抑え切れない手応えでギリギリまで馬体を合わせていたが、最後に軽く気合をつけるとシャープに伸びて最先着。5F64秒1-36秒8-11秒6の好タイムを楽々とたたき出した。
笑顔で引き上げてきた主戦は「コンディションは良さそうだね。ずっと冷静に走っていたし、直線で手前を変えたらいい加速だったよ」と絶賛。国枝師も「楽に動いちゃうから逆に心配だよ。こんなに軽くていいのかな」とおどけて見せた。
国内最終追い切りは16日を予定。指揮官は「開催の状況が微妙だけど、とにかく無事に行ってほしいね。2019年と比べても(状態は)いいと思うよ」ときっぱり。
クイーンエリザベス2世C、
チャンピオンズマイル・G1(4月26日・香港シャティン)にも登録したが、「こういう時だから登録はしたけど、ドバイが駄目でもそのまま行く予定はない。普通なら
安田記念じゃないの」と話した。
出国は18日。1番人気で9着に沈んだ
有馬記念の汚名を返上し、再び世界をアッと言わせる。その準備は着々と進んでいる。
提供:デイリースポーツ