「ス
プリングS・G2」(22日、中山)
2戦2勝で挑んだ
ホープフルS。2歳王者
コントレイルの背中を追って2着に入った
ヴェルトライゼンデが、盤石の態勢で今季初戦を迎える。2月25日の帰厩後から順調に調教を重ね、しっかりと体と息をつくってきた。
12日のプレリハーサルは、新コンビを組む池添を背に栗東CWで躍動。6F80秒1-11秒9を刻み、3頭併せで最先着を果たした。「フットワークが良くて、バネの利いたいい走り。ピッチ走法だった父(
ドリームジャーニー)とは違う印象ですが、体がしっかりとしています。大きいところを狙っていきたいですね」。父の主戦でもあった池添は、確かな手応えを口にした。
池江師も「動きは良かったですね。体に幅も出てきました。どんな条件、相手でもしっかりと走ってくれますからね」と意欲を隠さない。
母マンデラは、
皐月賞(2着)、ダービー(4着)でも健闘した重賞2勝馬
ワールドエース、そして昨年の
菊花賞馬
ワールドプレミアを送り出しており、同馬は3頭目の牡馬。血統的な魅力、伸びしろともに大きい。
父の弟でもある
オルフェーヴルが、同レースを
ステップに飛躍を遂げたのは9年前のこと。厩舎ゆかりの結晶が、今またクラシックロードを突き進む。
提供:デイリースポーツ