3月21日
オーストラリアの
モーニントン競馬場では、リステッドの
モーニントンC(芝・2400m)が行なわれ、日本から長期遠征中の
スズカデヴィアスが出走した。
パドックで一番毛艶が良く、見栄えがする馬とその厩務員に送られるベストターンアウト賞を受賞した同馬、道中は日本産馬のハッシュライターが軽快に逃げる中、後方4番手の位置取りでリズムよく競馬を進め一度は上がっていく様子を見せたが、最後の直線では伸びを欠いて11着に沈んだ。
優勝したのは2番人気に支持されていた、英国産馬のアクタウ。ハッシュライターは直線伸びず10着だった。
スズカデヴィアスの遠征に帯同している橋田宜長助手は「前半はスムーズな競馬が出来て(残り)800mの時点では手応えが良かったが、400mからは手応えがなくなっていた。2000mで届かない競馬が続いていたので2400mを試したが、結果としては距離が長かったのかもしれません。
オーストラリアではこれ以上続戦せず、帰国予定です」とコメント。
騎乗したジョン・
アレン騎手は「前半はリズムよく競馬が出来て手応えも十分だったが、ペースが上がると急に手応えがなくなった。2400mを走りきるスタミナがなかったのかもしれない」とコメント。
(取材・文:川上鉱介)