29日に中京競馬場で行われる
高松宮記念(4歳上・GI・芝1200m)について血統・種牡馬別に検証していく。
過去8年で最多となる5回の馬券絡みが
アドマイヤムーン。4回で
キングカメハメハが続き、2回が
ダイワメジャー、
ディープインパクトとなっている。
アドマイヤムーン産駒は「2-2-1-4」。昨年、12人気ながら2着に好走した
セイウンコウセイは17年の勝ち馬。現在、3年連続で連対馬を送り出しているほか、
ハクサンムーンが15年6人気2着、13年10人気3着と人気薄で健闘していた。4年連続の参戦となる
セイウンコウセイは今年も侮れないか。
ディープインパクト産駒は「0-1-1-8」。2度の好走はいずれも
ミッキーアイル(16年2着、15年3着)によるもので、馬券圏外に敗れた8頭中7頭は6人気以下の人気薄。今年は前走
阪神Cで2着に5馬身差を付ける圧巻のパフォーマンスを披露した
グランアレグリアに注目が集まる。
ロードカナロア産駒は「0-0-0-1」。昨年、同産駒として初出走となった
ダノンスマッシュは1人気4着。
ロードカナロア自身も2度目の出走で
高松宮記念を制しているだけに見限り早計だろう。今年は
ステルヴィオ、
ダイアトニック、
ダノンスマッシュ、
グルーヴィットの4頭が特別登録。
昨年の
スプリンターズS勝ち馬
タワーオブロンドンは初出走となる
Raven's Pass産駒。前走
オーシャンS組は「1-2-4-48」で、斤量減で
高松宮記念に臨むパターンは12年の勝ち馬
カレンチャンと同じ。1200m転向後は大崩れもなく、得意の高速馬場になれば好走必至だろう。