前走のクイーンCで重賞初制覇となった
ミヤマザクラ(栗東・
藤原英昭厩舎)。
桜花賞(4月12日・阪神芝1600m)に向けては、3月中旬から栗東坂路で時計を出し始めており、今朝1日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWコースで
福永祐一騎手が騎乗。
マテンロウヴァモスを追走する内容だったが、6F標識から5F標識は少し遅めのラップ。3コーナー手前あたりからラップが速くなり、そこからはスピードに乗って、4コーナーから最後の直線という流れ。
直線では内から前を追い抜いていくが、この動きがいつもスムーズ。クイーンCの1週前追いもCWでの併せ馬だったが、その時と同じようにあっさりとゴールでは先着する動きを見せた。
時計は6F81.7〜5F65.5〜4F51.0〜3F37.4〜1F11.7秒。数字的にも前走時の1週前追いとほぼ同じ。前走がクビ差の勝利だから、これを辛勝と捉えるのか、レース全体の流れを見て完勝と判断するかは個人差。ただ、追い切りの動きを見ると、まだまだ奥の深いものを持っているように思えてならない。
(取材・文:井内利彰)